

敷地内にある息子さんが経営するピッツァテリア
ウィークデーは昼のみの営業だが、---どうやったら、田舎暮らしができるのでしょう?
「気持ちのうえで、本当に裸になって、田舎に来ることです。そうすれば、追いかけてくるものは何もありません。追ってくるのは、カーチャンだけです。でも、逃げてゆくのも、カーチャンだけです。だから、炊事洗濯を含め、何もかもまず自分でやる気持ちがなければ、田舎暮らしはできません。
ぼくは子供のころ、畑仕事をする兄といつも一緒でした。いま思えば、田舎暮らしに必要な??知恵"を教わったのでしょう。いまの人たちには、そういった知恵がありません。その生きる知恵を『新・田舎暮らし大学』で教えています」
---田舎暮らしの魅力は?
「……一言では、曰く言い難いです。でも、みなさんが考えるように、時間が止まってしまうわけではけっしてありません。よく、『悠々自適ですね』、と言われますが、ぼくはそれほど??自適"をしていないと思います。結構忙しいのです。
やりたいことが、いつも山ほど生まれてくるので、毎晩、明日は何をしよう?とワクワクしながら眠ります。そして、翌朝目が覚めたら、まず風呂にゆっくり浸かりながら、その日にしたいことを、改めて考えてみるのです。
そうやって風呂から出て、朝陽を眺めながら、自分が造った家で、自分が育てたお茶を、自分が焼いた器で飲む……。この贅沢が味わえるのは、やはり田舎暮らししかないでしょう」